あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
さて、新年最初のメニューにしては何とも地味なのですけど、白きくらげとわかめとささみの胡麻酢和え、です。
これは私の乾燥肌対策に作りました。
白きくらげは、西太后や楊貴妃も好んで食べたといわれる美容食材。
肺を潤す作用があり、乾燥肌、空咳、口渇に効果的です。
アクセントに加えた松の実も、同じく肺を潤し、乾燥肌、乾燥から来る咳、便秘に効果があります。
わかめは、「腎」に良い食材。
わかめ、黒きくらげ、黒豆、黒ゴマなどの黒い食材は、腎の働きを良くしてくれるといわれています。
中医学では、「腎」は季節で言うと冬と関係していて、冬はそれらの黒いものをとると良いとされているのです。
ただ、わかめは身体を冷やす作用があるので、冬場は身体を温める作用のある食材と合わせるのがポイント。
身体を温めてくれる玉ねぎ、鶏ささみなどを加え、それからこれまた乾燥肌に良い、すり胡麻も。
白きくらげは手に入りにくい方もあるかもしれませんね。
デパートの中華食材コーナーでも手に入りますが、中華街などに行くと大きな袋に入って安く売られているので、わたしは神戸の南京町に行った時などに買い求めます。
楊貴妃とまでは高望みはしませんけれども、少しでも綺麗になれたらいいなと願いをこめつつ…。
こりこりした白きくらげの食感が楽しい、さっぱりとした和えものです。
【白きくらげとわかめとささみのごま酢和え】
(材料)2~3人分
白きくらげ…(乾燥)10g
わかめ…(乾燥)5g
ささみ…大きめ1本
(ささみ用に)塩、酒…適量
玉ねぎ…小さめ1/4個(薄切り)
松の実…大さじ2
A(酢…大さじ2、醤油…大さじ1、砂糖…大さじ1、みりん…大さじ1/2、
すりごま…大さじ1、塩…小さじ1/4、ごま油…大さじ1)
(作り方)
①ささみは塩適量をふり、小鍋に入れ、水と酒を同量位ずつひたひたくらいに入れて
火にかける。煮立ったら火を弱めてふたをし、火が通るまで蒸し煮にする。煮汁に
つけたまま冷ます。(レンジで加熱してもOK)冷めたら、手で小さく割いておく。
②白きくらげは水につけて戻し、根元の固い部分は取り除き、食べ易い大きさに切る。
わかめも水につけて戻し、食べやすい大きさに切る。きくらげ、わかめ共に、よく
水気をしぼっておく。玉ねぎも水にさらして、しぼる。
③器に、白きくらげ、わかめ、ささみ、玉ねぎ、松の実、を入れ、食べる直前に、
よく混ぜ合わせたAで和えて出来上がり。